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知ればアロマが楽しくなる♪ 【アロマの歴史とエピソード】

知ればアロマが楽しくなる♪ 【アロマの歴史とエピソード】


美容や健康など、様々な恩恵を与えてくれるアロマオイル(正式には精油、もしくはエッセンシャルオイル)。
精油は植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹皮などから抽出した天然の素材であり、アロマテラピー(芳香療法)に欠かせない存在です。

各植物により特有の香り、機能を持ち、それゆえ医学、薬学とともに歩んで来た歴史や、哲学、自然観など、その歴史を紐解いてみると、不思議で奥深いエピソードが隠されています。

アロマテラピーの歴史やエピソードと、それに関わる精油についてご紹介しましょう。

神の薬「フランキンセンス」と「ミルラ」


アロマテラピーの歴史は、紀元前3000年頃の古代エジプト文明にまでさかのぼります。
エジプトでは、死後の世界、魂のよみがえりを信じていて、「魂が帰ってきた時に肉体が必要である」という考えから、死体を保存するためにミイラが作られていたのは、皆さんも承知の通りでしょう。
そのミイラ作りに、「神の薬」を意味する「乳香(フランキンセンス)」と「没薬(ミルラ)」などの植物が使われました。
また、新約聖書には、イエス・キリスト誕生の際にも同じ「乳香」と「没薬」が捧げられたと記されています。

フランキンセンスは、木の樹脂から抽出される精油です。
「神とコンタクトを取る時に使用する香り」と言われるとおり、今でも寺院や瞑想時に焚かれ、その香りはウッディーでスパイシー、その中にかすかな甘みを秘めています。

ミルラも同じく木の樹液から抽出される精油で、どちらも神秘的な香りが特徴と言えるでしょう。
神の薬と呼ばれるのも納得できますね。

ハンガリアンウォーターに使われた「ローズマリー」

ハンガリアンウォーターに使われた「ローズマリー」


次は14世紀のエピソードをご紹介します。
当時高齢であったハンガリー王妃エリザベートは、「2つの憂鬱」を抱え、悲鳴を上げていたと言われています。
1つは、手足や膝の関節痛(おそらく、リウマチであったと言われています)。
ベッドから降りる度に感じる激痛は凄まじいものだったようです。

そして、もう1つは鏡を見る度に感じる自らの「老い」。
ハンガリー君主といえど、やはりここは女性共通の悩みがあったようです。
これを気の毒に思った修道院の僧が王妃のために、「ハンガリアンウォーター」を作り、献上したのです。

ハンガリアンウォーターとはローズマリー、ライム、後にラベンダー、ネロリ、オレンジ、レモン、セージなどのエキスをアルコールに抽出したもの。
これを使うことにより関節痛がなくなり、さらには肌が美しく生まれ変わったのだとか。
その若返り効果は、20代であった隣国のポーランド王子にプロポーズさせてしまうほど。
現代でもハンガリアンウォーターは「若返りの水」として、今に伝えられています。

ハンガリアンウォーターに使われるローズマリーは、葉から抽出されます。
効能は、抗菌作用、加温、血行促進、集中力アップなど。
そして上述した通り美容効果も高く、セルライト改善頭皮ケアにも使われています。

ネロラ王妃が愛した「ネロリ」


最後に「ネロリ」に関わる、17世紀のエピソードをご紹介します。
ネロリは、ネロリは、ビターオレンジの小さな白い花から抽出される精油で、とても高価な精油と言われる通り、各農家によっても違いますが、1sの精油を抽出するのに2〜3トンの花びらが必要となります。

イタリアのネロラ公国のアンナ妃(Anne Marie de La Tremoille)が自分の手袋やハンカチ、入浴時に愛用していたことから「ネロリ」と名づけられたと言われおり、結婚したオルシニ公から贈られたもので、美しいネロラ妃の影響によって当時の社交界で大流行しました。

今もネロリの花は、愛を象徴するものとして結婚式の髪飾りなどに使われています。
香り高く輝くように素晴らしい芳香は多くの人を惹きつけます。
可憐でフレッシュな香りの中にも深い甘さを感じられる香りはネロラ妃のように、美しくありたい女性におすすめのアロマと言えるでしょう。

精油ひとつにも色々な歴史や由来が隠されています。
利用する際は調べてから使うと、歴史と感じながらより深くアロマを楽しめますよ。

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